ベーシックインカムにより労働意欲は減るのか?

無理をしてまで働こうとしなくなる

ベーシックインカムというのは、国民全員に一律に毎月一定額のお金を付与する制度です。

その一定額というのはギリギリ生活できるくらいの金額に設定します。仮に日本で導入するとすれば5万から10万円くらいの間でしょう。

働かなくても何とか生活できるようになるため、労働意欲が減るという見方が強いです。現在の職場環境があまり良くなく給料も安いという人は、働かなくなる人が多いでしょう。

生活のために無理をして条件の悪い職場で働くことはなくなるのです。もしくは労働時間の短い仕事に就く人もいるかも知れません。ギリギリよりも、少し上の生活ができます。

しかし、現在のおいても働かなくても生活できる人はいます。資産収入のある人たちです。そういった人たちがみんな働いていないかというと、そうではありません。資産収入がありつつも仕事をしている人はたくさんいます。

このことを考えると、ベーシックインカムにより労働意欲が減る人は一定数いるかも知れませんが、特に変わらない人も多いかと思います。

 

就きたい職業に就けるようになる可能性も

現在就いている職業が自分が望んで就いた職業だという人は、それほど多くないでしょう。

望む職業に近い仕事に就いている人は多いかも知れませんが、ほとんどの人は何らかの妥協をしています。

就きたい職業に就けるまで頑張り続ける人もいますが、生活があるため、収入を得られる仕事をしなければなりません。その結果、不本意ながらとりあえず就ける職業に就いている人が多いでしょう。

ベーシックインカムが導入されれば、働かなくても最低限の生活はできるため、就きたい職業に就けるまで頑張り続けることができます。生活のため就きたくない職業に就く必要はありません。

景気が悪いときに学校を卒業した人は、景気が良くなるまで就職するのを待つこともできます。

就きたい仕事に就けるまで何度でも挑戦し続けることが可能でしょう。そういった人たちなら、なりたいものになれるため、労働意欲は逆に増えます。

ただ、税負担が増えることもあり、社会全体では労働意欲が減る可能性の方が高いです。